今日のお話は “ エッセンスが教えてくれること ”
なのですが・・・・
その前に、東洋の薬と西洋の薬についてお話をしたいと思います。
自我の思想が根にある西洋の薬と、無我にたつ東洋の薬(漢方薬)とでは
お薬の処方が違うと聞いたことがあります。
西洋薬の場合は主薬ばかりを調合して作られているというのです。
主薬はそれぞれが効きめを主張するお薬です。
ところが漢方薬の場合は何種類かの主薬の中に必ず主薬の働きを
助ける補薬が配合されるのです。
補薬はそれ事体効きめを主張しないけれども、主薬の中で混ぜられることに
よって主薬と主薬の間を按配よく働かせあう役割を果たすのです。
それが補薬の効果なのです。
エッセンシャルオイルも同じですよね。
人の身体に優しいものとはそのようなものなのです♪
自然の恵み エッセンスが教えてくれること。
アロマテラピー研究家、バレリー=アン・ワーウッドは、彼女の著書
「フレグランス・マインド」で、エッセンシャルオイルは、鍵がちょうど同じ
形の鍵穴にぴったりと入るように、皮膚の細胞から入り、真皮層を経て
毛細血管に入り、体内を回ると語っています。
このエッセンシャルオイルという言葉は、中世のラテン語で薬草を蒸留
して作られたオイルのことを「クインタ・エッセンティア」
(植物に含まれる第五番目の元素)
と呼んだことに由来します。
ケミストリー(化学)という言葉も、ギリシア語のケミア(植物の汁)が
語源になっていることもわかるように、植物には化学物質が多く
含まれていますが、その研究はまだ始まったばかりなのです。
アロマテラピーは、数千年前の古代エジプトの時代までにさかのぼることが
出来ますが、エッセンス(香り成分)の中には、まだ化学的に解明されて
いないものも多いのも現状です。
私の好きな香りの中でも一番のお気に入りは、薔薇です。
春然Salonでも、薔薇はSalonのテーマでもありますし、薔薇のエッセンシャル
オイルを用いたトリートメントも行っています。
文献にも、薔薇油が女性にとってどれほど有効か記されています。
ここからは、薔薇のエッセンスのお話をさせて頂きますね。
マグリット・モーリー著 「生命と若さの秘密」の中でも
薔薇は催淫剤として有名で、インドの薬局ではサンダルウッドと薔薇を
組み合わせてその効果を増強して使用することとされている。
自身の経験から、薔薇は刺激剤としてではなく、それとは逆に薔薇は
女性器官を浄化し、その機能を調整する。
しかし、薔薇は何よりもまして、あるひとつのことを提供してくれる。
それは充足感だ。幸福感とさえいえる。
おそらく、人類最初の香水は、その浄化作用ゆえ、とても人気の高かった
薔薇水に違いないと言われています。
東洋人はその昔、薔薇水を大量に使っていました。
回教寺院では、不信心者が通った後、床に薔薇水をばらまきました。
また、イスラムでの伝統では、お祈りをする前、薔薇水で手を洗いましたし、
招待客は家に入る前に薔薇水を注がれました。
昔の薔薇水の作り方は、薬草療法家のテオフラテスによって解明されました。
それは、薔薇の花びらを甘いワインで漬けてから、アーモンドオイルなどの
油と混ぜて、香りが変わらないよう、中身を濃くするために湯煎すると
いったものでした。
生き物が最初に手に入れた感覚は臭覚で、視覚や聴覚はその後に
得られたものです。眉間の下にあり、中枢神経に直結して嗅粘膜は、
まさに脳の出先機関ともいえます。
だからこそ、香りは人の心に働きかける特効薬になりうるのです。
また、嗅覚と感情・記憶との結びつきも私たちは経験していると思いますが
(あっ!この香りはお母さんの香りetc)
意外にも、香りと心の結びつきを科学的に立証されたのも数年前のことなのです。
エッセンスは、皮膚を通じての経皮吸収が最も効果的です。
口から摂るのは有効性が低いと、バレリー=アン・ウッドは語っています。
また、オイルは、呼吸器の粘膜からもよく吸収されるというのです。
鼻の粘膜には表面に多くの毛細血管があり、ここから直ぐに血液中に
成分が溶け込みます。
エッセンスは、全身の皮膚を通じて経皮的に作用すると共に、
空気中にも漂って鼻や口を通じて呼吸器の粘膜から体内に
入って働きかけるのです。
少し難しいお話になってしまいましたでしょうか?
あなたの好みの香りで良いと思います。
良質のエッセンスを日常の生活の中に取り入れてみましょう!
必ず素敵な恵みが来ますよ★
余談ですが、紀元前2000年頃に書かれた「ギルガメッシュ叙事詩」の
中に登場するギルガメッシュを誘惑する官能的な女神は、イシュタル
ではないかといわれているのですが、
“ 香りを嗅ぐ女神 ” 古代の石版に描かれている
花の香りに陶酔している女神の表情は、薔薇の香りを嗅いでいるのでは
と考えられているのですよ。
香りは
魅惑
誘惑
そして
幸福
至福
春然
参考文献 「ローズビューティブック」 伊藤緋紗子著