女性の口元を彩る 口紅
魅惑的な唇の演出には欠かせませんね。
「紅をさす」という言葉が 「化粧をすること」を表すように
化粧品の代表といえば口紅です。
子供の頃 鏡台の前で母の口紅を内緒で付けた記憶があります。
母と同じことがしてみたくて・・・・
鏡に映っている私は 何故か大人びて見えたものでした。
江戸時代には「京紅」といわれ 京都が口紅の主生産地でした。
当時 原料となった赤い色素は全て天然色素でしたが
現在では ロウやラノリンを基材として合成香料、合成色素、防腐剤、酸化防腐剤などの
合成化学物質が配合された スティック状が主流となっています。
* 口紅をはじめとする化粧品に使用される色素
*タール色素 {赤色202号~、澄色203号、黄色201号~、緑色201号~、
青色201号~、紫色201号~、黒色401号等}
*顔料 {カオリン、タルク(白色) グンジョウ(青や紫色) セリサイト(光沢) ベンガラ(赤色)
*その他 {イカ墨粉末、くちなし(青、黄色)、シルクパウダー、ベニバナ(赤)、カーサミン
カルミン(コチニール色素)、銅クロロフィル、パプリカ(赤)、クロシン、クロセチン、シニコン}
化粧品には色素がとても重要であることは誰しも認めるところでしょう。
最近では 中間色やラメ入り、金粉入りなど多種多様な色素が使われていますが
こちらの色素は刺激性が強く 発ガン性(皮膚ガン)を持っているなど
その安全性が危惧されています。
タール色素は 石油から作られた合成色素で現在約80種類が化粧品に使用されています。
発ガン性をはじめとする危険性が高い物質が多く食品での使用は禁止されて
化粧品のみ使用されています。顔料は鉱物から生成され
いずれも接触性皮膚炎や皮膚ガンの発症が懸念される危険な化学物質です。
光沢があり 落ちにくい口紅が最近の流行です。色素が唇にしっかり密着することで
落ちにくいようですが その成分は “企業秘密” として不明にされています。
消費者に対して ましてや身体に付けるものを企業秘密として明らかにしないのは
私としては憤りを感じますが・・・・
衣類やコーヒーカップなどに色がつかないその効果は「素晴らしい」の一言ですが
生体に対する危険性は高まっているのではないでしょうか・・・?
唇は皮膚の一部ですが 角質層が非常に薄く 経皮吸収が容易な組織のひとつです。
また 食事をするとき食べ物と一緒に口紅が口の中へ入るということも知っておいてください。
口紅に含まれる化学物質は 私たちの想像以上に無意識に生体内へ侵入しているのです。
☆ 口紅の使用に際しての注意点をあげておきましょう
1)唇の表面で程良く溶け 均一に塗ることができるものを選ぶこと。
2)ステック状のものが殆どですが 容器から必要以上に出さないこと。
3)自分の唇にあった堅さのものを選ぶこと。
4)唇の周りがにじんだり 形が整えられないものは使用しないこと。
5)流行の落ちにくい口紅は唇が荒れたりする原因になります。
そのような症状が出たら肌に対するスキンケアを唇にも施しましょう。
勿論その口紅は二度と使用しないこと。
6)頬紅として使用することは厳禁。皮膚が染色されて落ちないことがあります。
7)古くなった口紅は使用しないこと。
最後に 「光毒性」について書き足しておきますね。
光毒性とは ある物質が光を受けることによって 光化学反応を起した結果
皮膚や目などに障害をもたらすことをいいます。
多くは皮膚の上で起こる現象で 「経皮毒」 の一種でもあります。
唇は角質層が薄く経皮毒による障害を受けやすい場所です。
塗った口紅は食べ物と一緒に少量ながら飲みこんでしまうことがります。
その為 口紅は刺激性や毒性がないことが不可欠なのです。
しかしながら 食品には禁止されている 「タール色素」 が
口紅には平然と使用許可されています。
口紅は食べないという理由かららしいですが・・・・
タール系色素の中には光によって毒性物質に変化して細胞毒となるものがあるそうです。
これが 今問題になっている 「光毒性」 です。
最近では お子様向けの化粧品も出回っていますが
子供用だから安全という考え方は危険なように私は考えます。
さて 今日は難しいお話となりましたが 女性としてメイクは欠かすことができません。
だからこそ きちんと学んでおきましょうね ☆
次回は アイメイク篇です。
お楽しみに!
春然
広尾インディバ 春然Salon http://www.shunnen.com
参考著書 -経皮毒がアレルギーの原因ー

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